ベッドルーム
就寝の場であり、個人が主役となる大切な空間。心からくつろげる部屋にしたいものです。
布団か、洋室のベッドか、それとも畳ベッドか?
寝室は、好みによって和室、洋室、和洋折衷とさまざまなので、ライフスタイルに合わせて選ぶことが必要です。将来、身体への負担を考えると、洋室にベッドのほうが良いでしょう。布団の上げ下ろしがなく、寝起きの動作も楽なので、足腰に負担がかかりません。一方、和室は、直接座ったりゴロッと横になったり布団を敷いて就寝したりと、多目的に活用できくつろげる空間です。
生活習慣的には洋室が良いですが、和室の快適さも捨てがたいという方には、畳ベッドがおすすめです。肌に優しく、適度なクッション性のある畳を使用したベッドで、洋室と和室の良さが生かされています。寝室は1日の40%近くを過ごす場所ですので、特に快適性を追求しましょう。
通風と換気を考えて開口部をたくさん設ける
人は就寝時でも、発汗や呼吸によって常に水分を発散しています。そのため、寝室の湿気と換気の対策は大切なポイントです。寝室内の通風に配慮し、2か所以上に窓を設け、短時間で新鮮な空気を取り込めるようにしましょう。また、壁面に換気グリルやよろい戸を設けると、夜間に窓を閉めても常に換気ができ、快適な寝室づくりに有効です。
クローゼット、タンス置き場など、収納のつくり方
寝室の収納スペースとしておすすめなのが、ウォークインクローゼットです。スペースは多少とられますが、洋服だけでなく、装身具やバッグなども収納し、身づくろいの一切ができるためとても便利です。
スペースが限られている場合には、あらかじめつくり付けの壁面収納やタンス置き場などを設置しておき、収納量を確保しながら圧迫感を出さないように工夫しましょう。
※ウォークインクローゼット・・・人が中に入れる、部屋そのものがクローゼットになった広めの収納スペース。衣類だけでなく、かばんや帽子などの身の回りのものが全て収納できますので、とても便利です。
朝日が差し込む窓があると、より気持ちよく目覚められます
寝室は就寝が目的の場所であるために、採光への配慮が忘れられがちです。朝日が差し込む部屋は、やはり気持ちの良いものです。トップライトや、採光を目的とした窓の設置は、快適な寝室づくりに重要なポイントとなります。寝室は、快適に1日をスタートするための大切な空間であることを認識しましょう。
※トップライト・・・採光を得るために屋根を設けた窓。採光面積は壁面に付けた窓の3倍に計算される。天窓とも呼ばれる。