子供部屋
住まいは、子供の性格や行動にも影響を与えます。子供の成長にも対応できるような空間に。
子供の成長に対応できるようなフレキシブルな部屋に
子供は身体的、精神的、社会的に成長し、それに合わせライフスタイルも変わっていくものです。子供部屋もその変化に合わせ、フレキシブルに対応できるものでないといけません。家を建てる際に子供が小さな場合は、兄弟でひとつの大きなスペースを使わせ、将来、子供たちの成長に合わせて間仕切れるように想定しておくのが良いでしょう。
その場合に注意しておきたいのが、扉や、窓の位置や、照明器具やコンセントスイッチなどの位置です。また、間仕切る際には、壁をつくるだけでなく棚やクローゼットなどの家具を利用するのも、ひとつの方法です。壁で完全に仕切ってしまうのと違い、せまいスペースでも圧迫感が少なく、広がりが生まれます。
広すぎても使い勝手が悪いものです。3〜4畳あれば十分なケースが多いです
子供はいずれ家から巣立っていくもの。そのため、子供部屋を広く取りすぎるとまとまりがつかず、かえって使い勝手が悪い場合があります。家全体を子供の空間と考え、子供部屋は、あえて勉強机と収納、ベッドが収まるぐらいのコンパクトなスペースとするのも一案です。レイアウト次第で、3〜4畳ぐらいあれば十分ゆとりのある子供部屋がつくれます。
落ち着いて勉強させたいなら北側の部屋が最適です
子供部屋の第一使用目的を「勉強させること」とするならば、北側の部屋にするのが最適です。部屋の日照は心理的に大きな影響を及ぼします。北向きの部屋の場合、1日中平均した明るさが保たれ、ギラギラした光も入ることがないので、精神を集中させるのに向いているのです。
ロフトやロフト式ベッドで空間を有効利用
ロフトやロフト式ベッドを採用することで、床の部分をフルに活用でき、おおらかな空間に仕上がります。特に、学童期の子供などは高いところによじ登ったりすることが好きなこともあり、ロフトなどの立体的で変化のある空間が好きなものです。また、そういった空間で過ごすことで子供の活動性が育ち、筋力や腕力、集中力も鍛えられます。