家具の塗装・仕上げ
木地が透けて見える透明塗装と、木地を隠蔽する不透明塗装など、塗装の特徴についてご説明いたします。
木材の種類によって異なる塗装と仕上げ
家具における木材塗装は、木地が透けて見える透明塗装と、木地を隠蔽する不透明塗装の2つに大きく分けることができます。
木地の美しさをそのまま生かす無着色透明塗装は、ローズウッドやチーク、ナラ、サクラといった、色がきれいで揃いやすい木材によく施されます。
さらに感触も自然なのが、表面に塗膜をつくらず表層部にオイルを染み込ませるオイルフィニッシュ。チークやウォールナットなど、硬くて色の濃い無垢材の仕上げに適しています。
国産家具の塗装は、ウレタン樹脂を中心とする合成樹脂塗装が主流ですが、最近は塗料や溶剤に含まれる有害物質の影響が問題視され、天然オイルやワックス、ソープなどの自然系塗料を使う動きも見られるようになってきました。