低反発のしくみ
柔らかくありながら体圧をしっかり支える「体圧分散機能」を持った、低反発フォームについてご説明いたします。
爆発的な人気の「体圧分散機能」を持ったマットレス素材
低反発フォームとは、柔らかくありながら体圧をしっかり支える「体圧分散機能」を持ったマットレス素材です。マットレスの素材としては、フランスベッド株式会社が日本で初めて採用し、理想的なスプリングである高密度連続コイルとの組み合わせで、最高の寝心地を実現しています。その低反発フォームマットレスは、発売以来、爆発的な人気を博しています。
低反発フォームは、どのようなウレタンフォームなのでしょうか?
ウレタンフォームには、大きく分けて、クッション材に使われる「軟質ウレタン」(現在、一般のベッドのクッション素材として使用されているウレタンです)と、断熱材に使われる「硬質ウレタン」とがあります。この2つのウレタンを特殊製法により混合して、柔らかくありながら体圧をしっかり支える「体圧分散機能」のある素材として開発されたのが、低反発フォームです。
低反発フォームは、ベッドの他にはどのようなものに使用されていますか?
低反発フォームは、その高い「体圧分散機能」から、ベッドだけではなくさまざまな用途に用いられています。
- もともとはNASAのアポロ計画で考案され、ロケット打ち上げ時の強い衝撃から宇宙飛行士を守る「衝撃緩和材」として使用されてきました。現在でも、スペースシャトルの衝撃緩和材に使用されています。
- 世界中の大病院で「手術台」として使用されている実績があります。手術中は長時間おなじ姿勢をとりますので、腰や身体全体に負担がかかります。低反発フォームマットレスを使うことで、患者の負担を最小限にやわらげているのです。
- 最近では、オリンピック選手のマラソンシューズをはじめ、各種スポーツシューズのソール素材としてその衝撃吸収力が活用されています。衝撃を優しく吸収し、足への負担がなく、疲れも残りません。
- 高級乗用車や列車のシートとしても使用されはじめています。低反発フォームをシートの素材に使用することで、長時間おなじ乗車姿勢でも疲れず、お尻も痛くなりません。運転や旅行を快適で楽しいものにします。
低反発フォームがマットレスになると、何が良いのでしょうか?
低反発フォームでは、身体の凹凸部がマットレス表面に強く当たれば当たるほど、そこが柔らかく沈みはじめます。逆に、あまり強く当たらない部分は沈み込みが少なく、身体全体の凹凸部に微妙に反応します。その高いフィット感から、ウォーターベッド・エアーベッド・袋式コイルよりも快適なフィット感を実現することができます。
- 「仰向き・横向き」どんな姿勢でも、身体のカーブやお尻、各部分の重さに対応して身体を支えます。
- 血行を妨げませんので、寝返りが減り、熟睡できます。
- ダブルサイズなど、2人でお使いの場合でも、それぞれの体型にフィットします。体型・体重差を気にせずにご使用いただけます。
- 「ある部分を押されると痛い」(40肩・50肩)などの方にも、普通のマットレスをお使いになるより身体への当たりが優しく、安心してお休みいただけます。
- 横揺れが少ないので、夜中のご帰宅でもとなりの相手を起こしません。